メキシコの旅〜2001-2002年冬

Updated on 2002.11.11

■テオティワカン

メキシコ2日目はとてもよく晴れた日曜日。今日は太陽と月のピラミッドで有名な遺跡、テオティワカンに行きます。高地は紫外線がきついということなのでいつもより入念に日焼け止めクリームを塗り、帽子をかぶっていざ出発!メトロを3回乗り換えて、北方面バスターミナルに向かったのですが、このメトロの中で早くも珍事が。電車が動き出すと一人のおばさんが、座っている乗客に何かお菓子のようなものを無言で配り始めたのです。そしてその車両内を一通り配り終えると、今度は回収していきます。私たちは立っていたので現物を手にすることはなかったのですが、無言なのが不気味でしたね。おそらく買いたい人は買って、という新手の(?)商売なのでしょうが、あれで売れるんでしょうか?子供がいたら効き目はあるかもしれませんがね。まあ初っ端が強烈でしたが、実はこのあとも一駅ごとにいろいろな商売人が乗り込んできました。歌を歌うもの、口上とともにチョコやピスタチオやわけのわからないものを車内販売するもの。数回、買っている人も見かけたので、まったくの無駄ということもなさそうです。

さてバスターミナルに到着。大きなバスターミナルでチケットを買うカウンターもずらりと並んでいて、中の案内図でようやくテオティワカン行きのバスを扱うカウンターを発見。オットはこの頃までにスペイン語の数字をかなりマスターしていたので、5分後くらいに出発するバスのチケットを無事購入し、乗り場番号も確認できました。行ってみると人が列を作っていてまだバスに乗り込んでおらず、係りの人にチケットを見せると列で少し待て、と言われた(ジェスチャーと片言英語)ので、待ちました。いよいよ列が動き出し、再びチケットを見せると、今度は隣のバスを指してそちらに乗れと。ちょっと不安だったけど、列から離れ、指定のバスに乗り込みました。結構あとから乗ってきたのでほとんど満席状態となったバスはようやく出発。1時間ほどの道のりです。ちなみにカウンターでもバスに乗るときでも、行き先は「ピラミデス」と連呼していればわかってくれます。

バスなので、途中バス停で停まります。そしてギターを抱えた男性が乗り込んできました。案の定、演奏プラス歌い始めましたが、なかなか楽しめたので、今回は最後にチップを渡しておきました。そんなこんなで1時間、そろそろ着くぞという頃に、車窓からもピラミッドが見えました。す、すごい!いきなり興奮状態になってしまいます。あんな大きなものを一体なぜ、どうやって作ったんでしょう。

Quezalcoatl 日曜日は入場料が無料です。そのかわり見学者もお土産を売るメキシコ人もたくさんいますけど。入ると、お土産屋が両脇に並び、その奥に博物館があり、そこを抜けると遺跡です。左手に太陽のピラミッドを見ながら、まずは正面にあるケツァールコアトルのピラミッドへ。このピラミッドは登ることができませんが、回り込むと、ケツァールコアトル(羽毛の蛇神)の像がよく見えます。ところでこのピラミッドの周りの土に、ボコボコ盛り上がりがあって、まさかと思っていたら、運良く一瞬だけ犯人が見えました。モグラです。こんなところでモグラを見るとは思わず、ビックリ。

Teotihuacan さて次は死者の道を辿って、太陽のピラミッドへ(写真右手)。近づくにつれ、どんどん大きくなります(当たり前)。世界で3番目に大きい建築物だそうです。

Piramide del Sol 正面の階段や途中のテラス状の部分は人で一杯。ピラミッドのふもとについた時点で既にへばり気味だった私はここで一旦休憩を取りました。持参したミネラルウォーターを飲みながらピラミッドを見上げると、階段がかなり急らしく、登りの階段は途中で詰まっています。ついに意を決して、私たちは階段を登り始めました。ピラミッドの階段はどこも一段一段が高く、なおかつ幅が狭いので、余所見をするとバランスを崩して落ちてしまいそうです。途中で止まるのも怖く、次の一段だけを見て一心不乱に、テラス状の部分まで登りました。やはり空気が薄いため(私の場合それだけではないけれど)すっかり息が切れてしまいます。こうして休み休み頂上を目指しました。途中本当にきつい階段には手すりがあり、見ると降りの人のほうが怖そうです。まあ先のことは置いといて、ついに、ついに頂上へ!一応360度ぐるりと見て周りました。汗ばんだ肌に風が心地良いです。んー、達成感!遥か見渡す景色もこれまで見たことのないものでした。降りは息は上がらないけど、膝がガクガクでした。

Piramide de la Luna さてさらに死者の道を辿り、途中壁画などを見たりしながら、道の正面の月のピラミッドへ。太陽のピラミッドより小ぶりですが、当時の宗教儀礼はこちらのほうが中心だったようです。階段が如何にきついかは写真をご覧ください。

View from Piramide de la Luna 同じく休み休み登りましたが、頂上からの景色、遺跡全体を見るという点では月のピラミッドからのほうが眺めが良いですね。機会がありましたら、両方とも登ることをお薦めします。

帰りもバスで帰ったのですが、このバスの運転はものすごかったです。ジェットコースターのような落下感を味わうこと数度。そのたびにルームミラーから見える運転手さんの顔は笑ってました。いつしか大胆にも眠りについてしまった私でしたが(リュックはしっかり両手で抱えてましたよ)。ところで日焼けについてですが、半端じゃありませんでした。何しろ、私は手の甲と耳の後ろが日焼けしましたから。帽子と言ってもキャップをかぶっていたんで、耳の後ろは仕方がないですが、今更手の甲が焼けるなんて…。


ぷう猫 E-mail: poohneko@hotmail.com