メキシコの旅〜2001-2002年冬

Updated on 2002.11.23

■チチェン・イツァー

さて本日はこの旅の目玉第2弾、マヤ文明の遺跡チチェン・イツァーです。しかも悪評高いメキシコでのドライブつき。無事に辿り着けるのでしょうか?とりあえず昨日下見したレンタカーの営業所に赴き、車を借りて簡単な地図もゲット。ホテルをチェックアウトして、いざ出発です。

さてここでひとつ問題がありました。相変わらずペソが不足しているのです。せっかくセントロを通るので、銀行で両替していくことにしました。しかし入った銀行のレートは今ひとつ。すぐ近くに地球の歩き方に一番レートが良いと載っている銀行があったので、そちらに行ってみました。ところが今度はレートが分かりません。どうやら直接窓口で聞くしかないようです。それにしても並んでいる…。迷った挙句、列に並ぶことにしました。結果、確かにこちらのほうが良かったですが、ほんの微々たるものでした。待った挙句悪かった、というよりはましですが…。

セントロも抜け、目当ての道に乗りました。しかし道路があまり良くないので快調に飛ばせません。これじゃあ時間がかかっちゃうなあと思っていたら、途中から高速道路が始まり、そちらに無事乗ることができました。順調順調。ガソリン補給も料金所もクリアし、ようやく降り口です。手元に地図はありませんが、標識に従っていけば大丈夫です。しかし、到着直前、赤い旗を振って車を停めさせたお兄さんにはビックリ。何かと思ったらレストランの客引きでした。紛らわしいことすんなー!

El Castillo 帽子をかぶり、虫除けスプレーをして準備万端。ゲートを抜け、公園のような緑に囲まれた道を歩いていくと、突然視界が開け、デンとエル・カスティージョ(ククルカン神殿)が!太陽のピラミッドに比べたら小さい神殿ですが、こちらのほうが形としてはピラミッドらしいですね。これを見てしまったら、とりあえず登るしかありません。ところがこの階段がまた急なこと。一瞬でも余所見などできません。特に恐ろしいのは降っている人たちの様子です。座ったままの格好で降りる人、後ろ向きに降りる人、みな恐怖と戦っています(大げさ?)。

Templo de los Guerreros 天辺でぐるりと四方を見渡しました。ひときわ目をひくのが戦士の神殿。ここの上部に生贄の心臓を捧げるチャック・モール像があるのだ。無数の石柱もすごい。それにしても天辺で歩くだけで怖いのに、縁に腰掛けている人がいたのには驚きました。誰かがふらついて背中をドンと押してしまったら、と考えると…。そして決死の覚悟で降りました。やはり途中に踊り場がないのが恐怖の元だと思います。両手を万歳して笑いながら降りてくるお兄さんには感心しました。

続いて、神殿脇にできている列に並びました。内部神殿を見学するためです。マヤ人は52年毎(だったかな?)に新しい神殿を今までの神殿にかぶせる形で作っていたようで、この内部神殿とは中にある小さなピラミッドなのです。中に入るとひんやりした空気でしたが、階段を登るにつれてどんどん蒸し暑くなっていきます。そして最後にチャック・モール像が。格子越しでしかも薄暗いのが薄気味悪さを増していました。外に出るとなんだかかかりかけの魔法が解けたみたいでした。

ククルカン神殿があるのは新チチェン・イツァーと呼ばれるエリアで、他に興味深かったのは、球戯場、聖なる泉セノテ、そして先ほど出てきた戦士の神殿です。球戯場ではレリーフが必見。球戯は宗教儀式のひとつで、勝ったチームのキャプテンが首を斬られている図という。負けたほうだという説もあるようですが、どちらにしてもまさに命懸けですね。また手を叩いてみることをお忘れなく。音が逃げないような造りになっているということで、ビィィーンとよく響きます。セノテは想像よりも大きくて驚きました。水は緑色に濁っていましたが、マヤ人にとっては聖域で、生贄や貢物を投げ入れたそうです。のちにこの泉をさらった人がいて、出土品がメリダのユカタン人類博物館で見られます。戦士の神殿は残念ながら階段を登ることが禁じられていました。

El Caracol 新があれば旧があります。旧チチェン・イツァーで興味深かったのはカラコル(天文台)です。形がまさに天文台ですよね。もちろん望遠鏡があったわけではなく(見つかっていないだけかもしれませんが)、観測用の窓が残っているそうです。天文学についてはかなり高度な知識を有していたようですね。

帰りがけ、駐車場の横にある民芸品のお土産屋をひやかしてみました。するとTシャツ屋のお兄さんが、「ホトンドタダ!」と売り込み。一体誰がそんな日本語を教えたんでしょうね。そして遺跡を後にし、一路メリダを目指しました。遺跡観光の拠点としてしか認識していませんでしたが、メリダはユカタン州の州都で、なかなか立派な町でした。この日は地図の圏外にあるホテル探しもあいまって、到着が7時過ぎでクタクタだったので、ホテルで夕食を摂り、明日に備えました。


ぷう猫 E-mail: poohneko@hotmail.com