スコットランド&イングランドの旅〜2002年夏

Updated on 2002.07.27

■W杯観戦と荷物の行方

本日はW杯決勝戦。オットにはパブで観戦という野望があったので、試合開始(イギリスではお昼の12時)までにパブに入って席を確保しなければなりません。ということで時計を気にしながらエディンバラ城の裏手に位置するグラスマーケットに行ってみました。マーケットといっても市場ではなく通りの名前なのですが、2000年版の地球の歩き方によると「今いちばんオシャレな場所のひとつ」だそうです。パブやレストランやちょっと変わったギフトショップなどがあり楽しげな雰囲気。W杯観戦はこの辺りのパブに入ろうということにしました。そして近くのインターネットカフェでテレフォンカードをディスカウントしていたので一つ買ってみました。

Greyfriars Bobby 大きくカーブしながら坂になっているCandlemaker Rowを上っていくと、突き当たりの角に犬の銅像が。これは飼い主の牧師さんの死後、自分が死ぬまでの14年間、ご主人様のお墓を守ったという忠犬ボビーです。奥に見えるパブはボビーの名を冠しています。ちょっと歩いたところに電話ボックスが並んでいたので、さっそく電話してみることにしました。もちろん昨夜確認できなかったバゲージサービスです。もちろんオットがかけたわけですが、オペレーターによると荷物はマンチェスターで発見できたがいつの便に乗せられるかわからないので夕方また電話してくれとのこと。とりあえず見つかっただけでも進展です。あとは今夜中に届くのを祈るばかり。

次はエディンバラ大学へ。2年前と同様、門の前まで来ましたが、中には入りがたい雰囲気が。道路を挟んで門の向かいにある本屋が大学関係らしいので行ってみると、ちょうど開店だったらしい。大学グッズを見たかったので文房具コーナーに行くと、日曜日だからかそのセクションだけ営業していないと言われてしまいました。大学グッズがあったのかどうかはわからないけれど、残念。外は雨だし、せっかく本屋に入ったので、児童書コーナーに行きました。それはハリーポッターの題名を確認するためです。やはりイギリスでは"Harry Potter and the Philosopher's Stone"でした。表紙の絵も文字のフォントも違いました。面白いものですね。ちなみに作者は第1作目をエディンバラ城の見えるカフェで執筆したという話を聞いています。思わず記念に買おうかと思いましたが、さすがに思いとどまりました。絶対読まないし。

Pub まだ小雨が降っていましたが、元来た道を引き返し、パブに向かいました。まだ試合開始時刻には少し早いのに、既に一杯のところが多くてビックリ。通りの外れのほうでようやくまだ空いている店を発見し、テレビが見やすい席を確保しました。飲み物を買ってスタンバイしていると、次々とお客さんが入ってきます。やはりスコットランド人もサッカーが好きなんだなあ。やがて試合が始まり、ふと後ろを見ると立ち見客でいっぱい!座れて良かった〜。反応を見ていると皆ブラジルを応援しているようです。私はふてぶてしい面構えのカーンが気に入ってたんだけどなあ。でもパブでW杯観戦という経験が出来て満足でした。

Illusion そのあとは学会会場で合流したオットの同僚とエディンバラ城近くのカメラ・オブスキュラに行きました。建物の天辺にプリズムと鏡を利用したカメラがあり、最上階でお椀型に緩やかに湾曲したテーブルに景色を映し出すというアトラクションが特長です。最初は外が小雨のためうっすらとしか投影されなかったのですが、徐々に空が明るくなり映像もハッキリしてきました。この手法は古くから写真撮影などに利用されていたそうです。他の階にも映像や視覚効果を用いた展示物がたくさんあり、楽しめました。写真はいわゆる合わせ鏡ですが、手前がハーフミラーになっているようです。

一度ホテルに戻りました。学会のウェルカムドリンクがあるので、その前にもう一度バゲージサービスに電話してみました。しかし「ただいまオペレータが出ることが出来ません。しばらくお待ちください」というようなメッセージが流れて、かなり待たされたようでした。ようやく繋がりクレーム番号などを伝え、オペレータが確認のため保留にしたら、それっきりうんともすんとも言わなくなってしまいました。しばらく待ちましたが業を煮やしたオットは一度電話を切り、再度ダイヤル。またしてもオペレータ待ちです。そうこうしているうちにウェルカムドリンクの時間が迫ってきました。荷物がかかっています。いやいやながら、受話器を引き継ぐ私。いちかばちかです。オットが出かけて20分ほど経った頃、ようやくオペレータに繋がりました。問われるままにクレーム番号を伝え、また無音の保留状態に。ちっとも出ません。しばらくすると最初にかけたときのメッセージが流れ始めました。さらに「この電話はお取次ぎできませんでした。もう一度おかけ直しください」というメッセージが流れ、それでもしつこく待っていたらまた最初のメッセージに戻り、ついにオペレータが出ました!しかし最初の人ではないらしく、あたかも初めてとったかのようなセリフ。私は今待ってるんですけど、と言いましたが、構わないから自分に話せと言います。仕方なくまた同じ手続きを踏み、無音の保留状態。これで出てこなかったらどうしよう、と思っていたら、今度はすぐに出て、荷物はマンチェスターにあると思うがまだ確認できていないと言いました。え!午前中の電話では確認できたといっていたのに…。しつこく食い下がると、もう少し詳細を確認するといってまた保留。やはり確認できていないが、当初運ぶ予定だった航空会社に確認を入れ、そちらから連絡させるというようなことを言いました。これ以上はどうしようもないので電話を切りました。

しばらくして慣れない電話にぐったりしている私のもとにフロントから電話が入りました。バゲージサービスから電話があり、今夜届けるという伝言。信じてもいいんでしょうか?!この話を聞いたオットは半信半疑でした。夕食をパブでとり、ドキドキしながらホテルに戻ると、おめでと〜!荷物が届いてました〜!タグを見ると結局私たちが乗ってきた航空会社が運んでくれたようです。以前ロストした人のケースでは数日かかったそうですから、翌日に届いてラッキーだったかもしれません。それにしても電話代の高いイギリスで、確認電話に一体いくら費やしたことになるのだろう…。


ぷう猫 E-mail: poohneko@hotmail.com