スコットランド&イングランドの旅〜2002年夏

Updated on 2002.08.24

■バースオフ会

早朝にゴソゴソ起き出すと、外は小雨。昨晩10時過ぎに熱気球の会社に確認の電話を入れたときは決行ということだったので、不安ながらも集合場所に急ぎました。街中でなぜかホットドッグの屋台が営業しており、こんな早くに客はいるのかしらと思ったら、タクシーの運転手さんが買いに来ていました。なるほど需要はあるのね。でもそれ以外は町全体ががらーんという印象です。5時前ですから、当たり前ですね。途中、ザ・サーカスという円形の通りと、ロイヤル・クレッセントという三日月形の道路を通りました。どちらも建物は道路に沿ってカーブしており、見事です。特にロイヤル・クレッセントのほうは一つの家が博物館になっていて内部を見学できたり、さらにはホテル部分もあるそうです。高いけど。

集合場所の公園の門に到着しましたが、私たち以外誰もいません。雨は止まないし、不安は募るばかり。一人大きな袋を持ったおばあさんらしき人が歩いて来ましたが、その人は向かいのゴルフ場に入り、鳩に餌をやり始めました。どこにでも鳩おばさんはいるものなのね。どうしようかと思っていたら、公園の中からこちらに向かってくる男性の姿が。HIROさんに違いない!はじめまして〜。挨拶もそこそこに、集合時刻が延びたんですよ、との説明を受けた私たち。ありゃ〜。昨晩電話をかけたときに聞き逃したのでしょうか。HIROさんはもしかしたらと思い、わざわざ見に来てくださったのです。その予感は的中でしたね。助かりました。さらに本当の集合時刻までまだ間があるので、うちに来ませんか、とのありがたいご招待まで受け、感謝感謝です。嬉々としてHIROさんのあとについていきました。

お邪魔したフラットはシェアしているそうですが、男所帯なのに片付いているし、居心地が良かったです。そしてHIROさんは、朝ご飯を食べられないだろうからと用意してくれていたおにぎりと、日本茶をご馳走してくれました。海苔は直前に日本に帰国されたアヤヤさんからの頂きものだそうです。ウマウマ〜!そして海外生活談義をしているうちにいい時間となり、フラットを後にしてもう一度公園を目指しました。お邪魔&ご馳走さまでした〜。

今回は人がたくさん集まっていましたが、熱気球の会社の人と思しき男性が説明をしており、やはり天候が悪いため今日は中止とのこと。この空模様から覚悟は決めていたものの、やはり残念です。まあこればっかりはどうしようもないですからね。またの機会を待つことに。ということでオフ会の集合時刻までぽっかり時間ができてしまったので、とりあえずぶらぶらと町のほうに歩いて行くことにしました。歩いている間も話題が途切れることなく話し続け、ふと不思議な感覚に襲われます。実際には会ったばかりなのになあと。ネットでの繋がりというのは不思議なものですね。そういうわけで、朝から開いているカフェを見つけ一服したあと、HIROさんの職場見学などをしているうちに、オフ会の集合時刻が迫ってきました。

オフ会の集合時刻といっても、ポーツマス在住のchieさんとそのお友達が列車で到着する時刻ということで、駅に向かいました。列車は無事定刻どおり到着しました。にこやかに現れたchieさんとお友達のaikoさんとご挨拶し、5人になった一行はまず昼食に向かいました。サリー・ランズ・ハウスというレストランで、バースで一番古い家だそうです。そしてイギリスじゃないみたい、とイギリス在住者たちを驚かせたサンドイッチを美味しくいただきました。ここでchieさんはカバンから何か取り出し、私とオットにお土産をくださいました!サッカー好きのオットには地元ポーツマスのサッカーチームのグッズ(スポンサーの会社が変わったので、さらに希少価値が出てるかも)、猫好きの私には猫のマグネットです。かわゆい!お心遣い、ありがとうございました〜!!帰りがけに地下にある台所の博物館にも寄りました。面白かったのは、台所とは関係ないですが、ローマ時代から建物を上に重ねて建ててきたので、地層のように遺跡を深く掘るほど古い年代になるという話でした。

Roman Baths Museum さて、いよいよバース観光のメイン、ローマン・バス・ミュージアムです。日本語の音声ガイドを借り(入場料に含まれている)、番号を入力すると該当の解説が聞けるので、英語を読む必要がなくて楽ちん。ただし解説が詳しく長いので、いつも途中までしか聞きませんでしたが。ご覧のとおり大浴場のお湯が今は緑色ですが、これは藻が発生しているためで、当時は透明だったそうです。またこの大浴場は神殿でもあり、お湯の湧き出しているところは神聖な場所として崇められていたそうです。今でもお湯がブクブクと湧き出していました。お湯が流れているところで嗅いだら、ちょっと甘い香りがしました。このミュージアムではお風呂に入ることはできませんが、入れる施設を現在建設中という話を小耳に挟みました。それはいいですよね。ただしここはイギリス。完成はいつになるかわかりませんが。

コーヒーを飲んで一休みしたあと、次はコスチューム博物館へ。16世紀後半から現代にいたるまでのファッションの変遷が見られます。ファッションといえば女性のものが華やかで面白いですが、男性用も地味ながら微妙な変化を見せていたり。また女性がコルセットを身につけていた期間の長さと、外してからの急激かつ多様な変化にはあらためて驚きを感じました。特別展示ではエリザベス女王のドレスが見られました。まさに1点ものばかりなので、圧倒されます。中に、んん?ちょっとこれは?と思うデザインのドレスもあったのですが、案の定解説は、女王が着たという公式記録はなくおそらくプライベートでお召しになったのでしょう、とお茶を濁していました。ここも音声ガイドで見て周るタイプの博物館なのですが、最後の現代の衣装のコーナーでは盛んに、保存のため毎年その年のファッションを選んではいるが中には代表とは思えないものがあるかもしれない、だけど試行錯誤しながらもこの貴重な作業を続けていく必要がある、といった言い訳めいたことを解説で言っていました。それはそうでしょう。あまりに多様化しすぎて、時代を表すファッションが捉えにくくなっているのは容易に想像がつきますからね。それはないでしょう、と思うファッションがあったのも否定できませんが。

二つのミュージアムはどちらも見どころ満載で、すっかり夢中になって見て周ってしまいました。おかげでこのあとは軽く散策しているうちにお二人のポーツマスに戻る列車の時刻が迫ってしまい、駅までお見送りに行きました。でもバースをオフ会場所に選んで良かったですね。バースはローマ時代を意識した街づくりで、イギリスの中でも雰囲気が異なるらしく、皆すっかり気に入ってしまいました。ひとり実際に住むHIROさんだけは異論を唱えたそうでしたが。私たちもバースには2泊しましたが、まだ見足りない感じでした。案内してくださったHIROさん、わざわざ足を運んでくださったchieさん、aikoさん、ありがとうございました!!


ぷう猫 E-mail: poohneko@hotmail.com