スコットランド&イングランドの旅〜2002年夏

Updated on 2002.08.26

■ストーンヘンジとソールズベリ大聖堂

一昨日座席予約した列車に乗るべく、雨の中を駅に向かいました。駅に近いところに泊まって良かったです。今日の目的地ソールズベリまでは1時間ほどの旅。途中、山の中腹に白馬が描かれていたんですけど、あれは何だったんでしょう?今回も予定通りの出発と到着でした。素晴らしい!駅に着いてまずは宿探し。やはり駅前のホテルは満室で、あとは街中に出なければ見つかりそうもないので、またスーツケースをゴロゴロと移動しました。雨は止んでいたので助かりました。そして素直にツーリスト・インフォメーションでB&Bを探してもらいました。と言っても実はイギリスでツーリスト・インフォメーションを利用するのは初めてで、手数料が余分にかかるのかと思っていたら、そこでは宿泊費の一部を支払い、残りを宿で払うように言われました。つまり手数料は宿が負担しているということですよね。選んだ宿はちょっと遠いのですが4つダイヤモンド(星の代わり)で、実際坂道を上るのはきつかったですが、行き届いた良い宿でした。まだお昼頃で普通ならチェックイン前ですが、運良く空いていたらしく部屋に通してくれ、さらに紅茶とケーキまでご馳走になってしまいました(食べ物には弱い)。

身軽になったところで観光です。ソールズベリに来た理由はストーンヘンジを見に行くこと。希望としては青空の下で見たかったのですが、今回英国入りしてから晴れの日は今のところ1日だけ。しかも今日はいつ雨が降ってもおかしくない曇り空です。オットは明日に延ばそうかと提案しましたが、私は明日晴れる保証もないし今日行っちゃおう、と強引に行くことにしてしまいました。地球の歩き方によるとストーンヘンジに行ったら、オールド・セーラムにも寄ろうと書いてあったので、バスのチケットカウンターで相談したら、1日券で両方行けると言い、バスの時刻表まで調べてくれました。オールド・セーラムはストーンヘンジに行く途中にあるようで、往きに寄ることを勧められました。

バスの発車時刻が近づいたのでターミナルの指示された番号のところに並ぶと、前に若いカップルがいたのですがどうやら日本人のようです。そのまましばらく待ちましたが、定刻を過ぎてもなかなかバスがやって来ません。むむむと思っていたら、前にいたカップルの女性のほうが人懐こい性格らしく、私たちに話し掛けてきました。しかも話を聞いていると、二人は私たちの泊まっている宿に向かう途中にあったユース・ホステルに泊まっていてそこで知り合ったそうで、生「あいのり」を見ている気分(いや、恋愛がどうこうは定かでないのですが)。20分ほど遅れてバスが到着し、迷うことなく2階席に座ったら、「あいのり」カップルと私たちの間に別の日本人カップルが座り、例の人懐こい女性がその二人にも話し掛けて、いつしか6人グループに。後から来た二人は本当にカップルらしいのですが、男性が先に英国入りしていて合流し、さらに女性が先に帰国するという謎のカップル。バスが遅れた時点でオールド・セーラムには帰りに寄ることにしたのですが、乗っているうちに雨が降り始め、嵐のようになってしまいました。うぎゃ〜。

Stonehenge(whole) ストーンヘンジは何もないところにポツンと立っているので、バスが近づくにつれその姿が見えてきました。でかい!一気に興奮状態です。バスの階段を下りるのももどかしく、チケット売り場に急ぎました。ここもまた解説(日本語あり)を番号指定で聞くタイプで、皆傘とオーディオの機械を手に見学しています。残念ながらストーンヘンジの周りにはロープが張ってあり、近づいて触ることはできませんが、写真は撮り放題です。

Stonehenge(part) 写真の左の石の天辺に出っ張りがあるのがお分かりでしょう。あれが上の石の穴と噛みあって、落ちないようになっているそうです。今なお謎の遺跡ですが、ちょっと前にそばで新たなミステリーサークルができたと聞くと(私たちが行ったときはもうなかったですが)、一体あの場所に何があるのかと考えをめぐらせてしまいます。ちなみにそのミステリーサークルとストーンヘンジを空から撮った絵葉書を買ってしまいました。

さて帰りのバスです。話すと長くなるので結果から言うと、チケットカウンターの人は二つの誤った情報を教えてくれてました。一つはバスの時刻、そしてもう一つはオールドセーラムには停まらないということ。前者は完全に時刻表の読み間違えですが、後者は時刻表には停まるように書いてあるので、なぜ停まらなかったのかはわかりません。危うくバスを乗り過ごして1時間無駄にするところでしたが、結果オーライということで。

ソールズベリに戻り、「あいのり」カップルはあらためてオールド・セーラム行きのバスに乗ると言いましたが、私たちはソールズベリ大聖堂に行くことにしました。前日chieさんにも勧められたところで、夕方に行ったらちょうどミサのコーラスが聴けてとても良かったとか。すると前日に見学済みという「あいのり」カップルの男性のほうが、5時半から歌が聴けるそうですよと教えてくれました。おお、教えてくれてありがと〜。ということでお別れをしました。

Salisbury Cathedral(outside) Salisbury Cathedral(inside)

行ってみてビックリでした。イングランドで最も背が高いということで、駅からも見えていたのですが、やはりそばで見るとものすごく圧倒されます。これは写真では伝わらないのがもどかしいです。そして内部も荘厳。またここにはマグナ・カルタの現存する原本のうちの1つがあります。牛皮に手書きとは思えない美しさで書かれていて、これが13世紀のものかと思うと眩暈がしそうです。またマグナ・カルタが置かれているチャプターハウスの壁の上部に聖書の創世記と出エジプト記の場面を彫ったレリーフがずらりと並び、こちらも興味深いです。そしてあっという間に合唱礼拝の時間がきました。椅子に座って待っていると、先ほど別れた「あいのり」カップルがやってきました。この時間に間に合わせてオールド・セーラムから帰ってきたようです。そして厳かに合唱隊が入場し、礼拝が始まりました。…何という歌声!実は合唱隊は少年少女と少数の成人男性からなるのですが、安定した澄んだ歌声、絶妙のバランス。聖堂内の音響も良いのでしょうが、これは聴けて本当に良かったです。この合唱礼拝を毎日行っているというのもすごいことですね。ストーンヘンジを見に来たら、ソールズベリ大聖堂にもぜひお立ち寄りください(関係者じゃないけど)。


ぷう猫 E-mail: poohneko@hotmail.com